税務署への届出書提出

 個人事業とは少し脱線した話になりますが、事業の開始には2つのパターンがあり、「個人として開業する」というパターンと、「法人として開業する」というパターンがあります。
 後者の「法人」ですが、これは「人間ではないが、法律上人格を認められ、法律行為を有効になし、権利・義務の主体となりうる資格を与えられたもの(Wikipediaより抜粋)」を指し、よく聞く「株式会社〇〇」とか「社団法人◇◇◇」という団体として、事業を開始することが「法人として開業する」ということになります。
 個人の場合と比べてどう違うのか?という点ですが、例えば、次のような点で違いがあります。

 ・規模が大きいため、社会的な信用が得られやすい
 ・株式を発行する等の方法を用いて資金を集めやすい
 ・記載しなければならない帳簿がたくさんあって大変
 ・会社として登録する「登記」に時間と費用がかかる

 他にも様々な違いがありますが、個人で事業を始める場合は、法人の場合と違って、わりと簡単に始めることができます。
 とはいえ、資金を集めにくかったり、経営上の責任は全て事業主の負担になる、という点も忘れないでくださいね。

  (1)開業届出書

  (2)青色申告承認申請書

  (3)課税事業者選択届出書

  (4)源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請